【2027年版】芝浦工業大学の物理は難しい?傾向・対策・合格のための参考書ルートを紹介!

芝浦工業大学の物理の入学試験、受験問題を説明する。

こんにちは、理系のための大学受験塾SoRaの百瀬です。今回は、芝浦工業大学を志望している受験生に向けて、物理の傾向と対策について解説します。芝浦工業大学の物理を初めて解いたとき、

「思っていたより難しい」
「普通の問題集と少し違う気がする」
「物理と化学、どちらを選んだ方がいいの?」

と感じる人もいると思います。

実際に芝浦工業大学の物理を解いてみると、単純に問題の難易度が高いというより、「そこを答えさせるのか?」と感じる独特の聞き方が多い印象があります。必要な知識や解法自体は一般的な問題集で身につけられるものが中心ですが、普段の問題集とは違う形で答えを求められることがあります。

そのため、初見では難しく感じやすいものの、過去問演習を重ねて芝浦工業大学特有の出題に慣れれば、十分に対応できます。また、芝浦工業大学の理科では、物理と化学の問題から解答する問題を選択できる方式が採用されています。この記事では、

  • 芝浦工業大学の物理は本当に難しいのか
  • 分野ごとの傾向と対策
  • 物理と化学のどちらを選ぶべきか
  • 過去問はいつから、何年分解くべきか
  • 芝浦工業大学の物理に必要な参考書ルート

について詳しく解説していきます。

【この記事を読むべき人】

  • 芝浦工業大学の物理が難しいのか知りたい人
  • 芝浦工業大学の物理の傾向を知りたい人
  • 物理と化学のどちらを選ぶべきか迷っている人
  • 過去問をいつから始めればよいか分からない人
  • どの参考書まで仕上げれば芝浦工業大学に対応できるのか知りたい人

【自己紹介】
百瀬 浩市
「理系のための大学受験塾SoRa」の代表。2026年までに多数の合格者を輩出。
毎年、自ら物理の授業を担当し、受験生がつまずくポイントを徹底的に分析。
入試本番とのギャップを埋める指導を続けている。

目次

芝浦工業大学の物理の基本情報

まずは、芝浦工業大学の物理の基本情報を確認しましょう。

項目内容
試験時間90分(理科として)
配点理科として100点(物理単独の配点ではない)
出題範囲物理基礎・物理
出題形式一部マーク形式
理科の選択方式物理4題+化学4題から4題選択
頻出分野力学・電磁気・熱

ここで注意してほしいのは、配点は「物理100点」ではなく、理科全体の配点であるという点です。

理科は物理と化学から4題を選ぶ

芝浦工業大学の理科で特に特徴的なのが、問題の選択方式です。

物理4題+化学4題=合計8題の中から、4題を選んで解答する

という形式になっています。物理選択者だからといって、必ず物理4題をすべて解かなければならないわけではありません。たとえば、次のような選択も可能です。

選び方の例物理化学
物理だけで解く4題0題
1題だけ化学に切り替える3題1題
半分ずつ解く2題2題

これは芝浦工業大学の理科対策を考えるうえで、かなり大きな特徴です。ただし、だからといって物理と化学を両方中途半端に勉強するのがおすすめというわけではありません。この点については、後ほど「物理と化学、どちらで解くべき?」の章で詳しく解説します。

芝浦工業大学の物理は難しい?

受験形式を確認したところで、多くの受験生が気になる難易度の話に移りましょう。結論から言えば、芝浦工業大学の物理は、

極端に難しいというより、出題に癖がある

と考えています。私自身、芝浦工業大学の物理を初めて解いたときに感じたのは、「ここを聞いてくるのか?」という感覚でした。

一般的な物理の問題集では、典型的な公式を立てて答えを求めることが多いです。しかし芝浦工業大学では、解法自体は同じでも、そこから式を変形して別の物理量を答えさせるなど、普段の問題集ではあまり答えとして求められない部分を聞いてくることがあります。つまり、

解き方が特殊なのではなく、答えさせ方が少し特殊なのです。

そのため、初めて過去問を見ると「今までやってきた問題集と違う」「芝浦の物理は難しい」と感じるかもしれません。ただ、実際に必要となる物理の考え方まで特殊なわけではありません。普通の問題集で基礎・基本を固めたうえで、芝浦工業大学の過去問を複数年度解いていけば、徐々に聞かれ方に慣れてきます。

時間についても、私が解いた感覚では極端に厳しい試験という印象はありませんでした。だからこそ、芝浦工業大学の物理では、「特殊な勉強法をすること」より、「基本を完成させたうえで過去問を多めに解くこと」が重要です。

近年の物理は難化している?

インターネット上では「芝浦工業大学の物理は難化している」という情報も見られるかもしれません。ただし、難化しているかどうかは、実際に年ごとの問題を比較したうえで判断する必要があります。

この記事では、単なる伝聞で「難化している」とは断定しません。私個人としては、そこまで大きく変わっていないと考えています。

なにより、仮に難しい問題が増えていたとしても、芝浦工業大学の理科には選択方式がありますし、受験生みんなが同じ問題を解いています。そのため、難しい問題をすべて解こうとする必要はありません。

特にマーク形式で部分点がないのであれば、解き切れない1問に長時間使って0点になるより、解ける問題を確実に選ぶ方が得策です。その意味でも、過去問演習では「解く練習」だけではなく、解く問題を選ぶ練習もしておきましょう。

芝浦工業大学の物理の傾向・対策

芝浦工業大学の物理の特色について説明します。前の章で触れたとおり、解き方そのものではなく「答えさせ方」に癖があるのが特徴です。必要な知識や解法は一般的な問題集で身につけられるものが中心で、典型問題を確実に解く力と、普段とは違う聞かれ方に対応する力が求められます。

出題分野は、「力学」「電磁気」「熱力学」が頻出です。それに加えて、「波動」と「原子」は優先度こそ下がるものの、典型問題を押さえておけば得点しやすい分野です。捨ててよい分野はないので、優先順位をつけながら全範囲を漏れなく仕上げましょう。

さらに具体的に、各分野の特徴についても分析しました。

  • 力学は、できるだけ落としたくない分野です。出題される問題も典型的な考え方の組み合わせで対応できることが多く、運動方程式・エネルギー保存・運動量保存・円運動・単振動などの典型問題について、問題を見た瞬間に使う考え方が浮かぶ状態を目指しましょう。答えさせ方に癖があっても、力学の基礎が曖昧なままでは、その癖に対応する以前に失点してしまいます。
  • 熱力学は、できれば満点を狙ってほしい分野です。出題パターンが比較的限られており、気体の状態方程式・熱力学第一法則・気体がする仕事・熱効率・P-V図などの典型問題を整理しておけば対応しやすいです。「苦手だから捨てる」のではなく、安定して得点できる分野にしておきましょう。
  • 電磁気は、最も差がつきやすい分野です。電場・電位・コンデンサー・電流・磁場・電磁誘導と扱う内容が多く、苦手にする受験生も少なくありません。ただし、演習量を積むことでかなり改善できる分野でもあります。典型問題を繰り返すうちに「この設定ならこの考え方」というパターンが見えてくるので、演習量を確保して得点源にしましょう。
  • 波動・原子は、力学・熱力学・電磁気と比べると優先順位が少し下がります。ただし、優先順位が低い=対策しなくていい、という意味ではありません。分野として極端に難しいわけではなく、典型的な問題を押さえておけば得点しやすいケースもあります。

全体的に、時間配分が極端に厳しい試験ではありません。その代わり、普段の問題集ではあまり答えとして求められない物理量を聞かれることがあります。公式を当てはめて終わりにせず、立てた式を変形して別の量を求めるところまで練習しておきましょう。

またマーク形式の問題では部分点がありません。解き切れない1問に時間を使って0点になるより、解ける問題を確実に選ぶ方が得策です。分野ごとの優先順位は、そのまま「本番でどの問題から解くか」の判断にもつながります。

以上の傾向を踏まえて、次は芝浦工業大学ならではの判断である「物理と化学、どちらで解くべきか」を見ていきましょう。

物理と化学、どちらで解くべき?

分野ごとの優先順位が決まったら、次は芝浦工業大学ならではの判断です。理科の選択方式で、物理と化学のどちらを軸にするか。結論としては、

基本的には、自分が得意な方の科目に絞って対策するのがおすすめです。

「物理でも化学でも解ける方が有利だから、両方完璧にしよう」と考えると、一見合理的に見えます。しかし、受験勉強に使える時間は有限です。特に私立専願であれば、物理と化学を中途半端に仕上げるより、一方をしっかり得点源にした方が効率的です。

私自身も、3科目入試では物理に絞って勉強していました。
※早慶理工など、受験科目として物理・化学の両方が必要になる方式については別です。

試験当日はどう選ぶ?

国立大学志望などで、もともと物理と化学の両方を勉強しているのであれば、芝浦工業大学の選択方式を積極的に利用できます。たとえば物理4題のうち、「この1題だけ明らかに重い」と感じた場合には、その1題を避けて化学の問題を選ぶのもありです。

ただし、試験中に「物理にしようかな」「化学にしようかな」と何分も悩むのはおすすめしません。選択にはできるだけ時間を使わず、問題を見たときの直感で、解く・解かないを判断するくらいの状態を目指しましょう。もちろん、その直感は勘ではありません。過去問を何年分も解くことで、「この問題なら解ける」「これは時間がかかる」という判断が素早くできるようになります。だからこそ芝浦工業大学では、過去問を解くときから問題選択そのものを練習しておくことが大切です。

物理選択者は化学も対策するべき?

これは、芝浦工業大学が第一志望なのか、併願校なのかによっても変わります。

私立専願で物理を選択している生徒なら、芝浦工業大学のためだけに新しく化学まで仕込む必要はないと考えています。物理に使える時間を減らしてまで、化学を追加するメリットはそこまで大きくありません。

一方で、国立大学志望などですでに物理・化学の両方を普通に勉強している場合は、化学を保険として使うのはかなり有効です。物理の問題が重い年に、化学へ逃げる選択肢を持てるからです。

ただし、「物理はかなり得意、化学はかなり苦手」というように得意不得意が大きく分かれているなら、無理に両方使う必要はありません。まとめると、

芝浦のためだけに2科目仕込む必要はない。すでに2科目勉強している人は、その強みを利用する。

という考え方がおすすめです。化学を保険にする人は、学校で使う問題集の進め方もあわせて確認しておきましょう。

芝浦工業大学の物理の過去問はいつから?

ここまで何度か「過去問で慣れる」と書いてきました。では、その過去問はいつから、どれだけ解けばよいのでしょうか。

芝浦工業大学の物理では、過去問演習がかなり重要です。ただし、基礎ができていない状態で、いきなり過去問に入る必要はありません。まずは一般的な参考書を使って、典型的な問題を解ける状態を作り、参考書をきちんと身につけたら過去問演習に入ります。時期の目安としては、

遅くとも11月には過去問を始めたい

と考えています。もちろん、参考書が十分に仕上がっているのであれば、それより早く始めても構いません。逆に、10月だからという理由だけで、基礎が曖昧なまま無理に過去問へ進む必要もありません。

「参考書が仕上がったら開始。ただし11月より後にはできるだけずらさない」くらいの感覚で考えてください。

過去問は最低5年分解く

芝浦工業大学の物理は、最低でも5年分程度は解いてほしいです。可能であれば、それより前の年まで遡って解くのが理想です。一般的な大学以上に年度演習をおすすめする理由は、

芝浦独特の答えさせ方に慣れる必要があるから

です。芝浦工業大学の物理だからといって、特殊な公式を覚える必要があるわけではありません。必要なのは、

  • どの量を答えさせるのか
  • 普通の問題集とどう聞き方が違うのか
  • どの問題なら短時間で解けるのか
  • どの問題を選ぶのか

といった感覚です。これは過去問を実際に解かなければ身につきません。そのため、最低5年分、できれば遡れるだけ解くくらいのつもりで取り組みましょう。

芝浦工業大学の物理攻略のための参考書ルート・攻略法

過去問に入るまでに、参考書でどこまで仕上げておけばよいのか。ここからは、芝浦工業大学の物理に向けた参考書の進め方を、【基礎固め】&【定石習得】→【実践演習】の2段階で紹介します。

  • 基礎固め&定石習得
    • 宇宙一わかりやすい高校物理シリーズ
    • 漆原晃の面白いほど分かる物理シリーズ
    • 良問の風
    • 物理のエッセンス
  • 実践演習
    • 赤本(過去問)
    • 学校配布の問題集
    • 名門の森

【基礎固め&定石習得】

物理では、【基礎固め】と【定石習得】のフェーズがセットになります。「現象を理解し、それを自分で再現する」ということが重要視されるため、安直に公式を暗記するのではなく、本質的な理解を心がけましょう。

【基礎固め&定石習得】の参考書は、学校の授業の進度に合わせて進めていくのがいいでしょう。受験生の場合であれば、夏休みごろまでに全範囲を一通り終えたいところです。「なぜ?」を深掘り、理解が浅い箇所は自分で説明できるようになることが重要です。

特に、公式の導出や使い方、言葉の定義などをしっかりと押さえておかないと、この後いくら勉強しても成績は上がりません。また、後の【実践演習】をしつつ、【基礎固め】に戻って「曖昧な箇所を根本から理解する」という姿勢を忘れずに対策を進めてください。

宇宙一わかりやすい高校物理シリーズ

宇宙一わかりやすい高校物理シリーズは、教科書では説明されない、さらに基本的な事項を図やコメントを用いて示されています。公式の導出も丁寧に学ぶことができ、巻末の問題集まで一通り練習することで、「良問の風」や「学校配布の問題集」にチャレンジする力が鍛えられます。全範囲を網羅するためには、「力学・波動」「熱力学・電磁気・原子」の2冊分を実施する必要があります。学校の授業で「物理苦手かも」と感じた人は、こちらを用いて根本的な理解をしていくことをおすすめします。

漆原晃の面白いほど分かる物理シリーズ

漆原晃の面白いほど分かる物理シリーズは、公式の導出から使い方までを深く理解できる参考書です。各章にチェック問題があり、学校問題集の発展問題レベルのものを丁寧に解き進めることができます。全範囲を網羅するためには、「力学・熱力学」「電磁気」「波動・原子」の3冊分を実施する必要があり、上記の宇宙一シリーズと比較し、時間がかかるのも事実です。「物理で稼ぎたい!」という挑戦者にはおすすめです。

各章の問題数は2〜3問程度なため、「良問の風」と合わせて演習することで、芝浦工業大学の物理に必要な「ニッチな知識に回答する説明力」を身につけることができます。

良問の風

良問の風は、上記の参考書で深めた理解を実際に問題の中で適用していくための問題集になります。そのため、必ず上記2冊のうちどちらかを完璧にしてから始めましょう。全範囲の典型的な問題が148題に集約されており、芝浦工業大学の物理を攻略するために必要な応用力が鍛えられます。間違えた問題は、最初に挙げた2冊のいずれかで基本事項を確認しましょう。これを繰り返すことで、初見の問題でも対応する力を養成でき、実際の入試でも落ち着いて立ち回ることができるはずです。

物理のエッセンス

「物理のエッセンス」は、豊富な図解で物理現象のイメージや解き方のコツを直感的に掴めるため、基礎固めとしては有効な1冊です。
一方で、感覚的な表現が多く厳密性に欠ける点や、これ1冊では入試本番レベルの演習量が不足してしまうのが弱点です。
そのため、本書で基礎を理解しながら「セミナー物理」や「良問の風」で演習を積み重ねながら、不明点を何度も繰り返すということが重要になります。

物理のエッセンスを用いた具体的な勉強方法については、こちらの記事をご参照ください。

【実践演習】

【実践演習】では、【基礎固め&定石習得】で理解と解ける感覚を養成したのちに、芝浦工業大学の物理の問題を解けるレベルまで引き上げるフェーズとなります。

とはいえ、【基礎固め&定石習得】で紹介した参考書をしっかりとやれていれば、効果的な実践演習を行うための準備が整った状態のはずです。実際に過去問で実力を試しながら見つかった弱点や理解の穴を着実に埋めていく作業を行なっていきましょう。

しかし、芝浦工業大学の物理の問題は見慣れないような出題や他の大学では聞かれないニッチな知識を問われるのも事実です。そのため、習得した知識を応用していく訓練が必要となります。赤本以外の問題集も使いながら、できる限り類題に触れることを繰り返していきましょう。「初見問題でも、解けないということは理解が浅い」という解釈をして、自分の解答を客観的に分析し、理解が曖昧な分野を見つけていく姿勢が大事になります。

過去問(赤本)

赤本は直前期にやるのが一般的ですが、直近1年分のみ夏休みが始まった頃に一度解いておくのをオススメします。芝浦工業大学の物理の問題がどのレベルなのかを肌感覚で知っておくことで、到達目標を具体的にイメージしやすくなります。

またニッチな知識を問われる問題を対策するためには、地方国公立大の問題に触れることも効果的です。時間を測らずにゆっくりと大問ごとに演習し、初見の問題に対応する力を身につけていきましょう。市販の問題集では問われない問題をしっかりと説明できるようにすることで、本番で自信を持って芝浦工業大学の問題に対峙しましょう!

学校配布の問題集

芝浦工業大学の物理は、学校配布の問題集の発展・応用問題レベルが出題されます。そのため赤本と合わせて、分野ごとに学校配布の問題集を進めることで合格へグッと近づきます。時間がない場合には、上記で紹介した「良問の風」と合わせて、さらに演習したい箇所を分野ごとに進めても良いです。受験直前まで苦手分野を繰り返し復習し、大問1の総合問題を対策しましょう。

名門の森

「名門の森」は物理で点数を稼ぎたい人向けの参考書です。芝浦工業大学では、力学の問題の難易度が他の分野に比べ高めとなります。そのため、学校配布の問題集に加え、演習を積み重ねる必要があります。名門の森では、実際の入試で出題されたことのある問題に触れることができるため、記述力および初見問題への対応力を身につけることができます。

力学と電磁気に絞って、赤本と並行しながら類題演習を積みましょう。解答解説の1行1行を丁寧に解読しながら、曖昧な箇所は【基礎固め】の参考書に戻って理解することで、物理を得点源にできるはずです。

芝浦工業大学の物理で合否を分けるもの

ここまで傾向・選択・過去問・参考書と見てきましたが、最後に一つ強調しておきたいことがあります。芝浦工業大学の物理について調べていると、どうしても、

「芝浦特有の解き方があるのではないか」
「特殊な対策をしないといけないのではないか」

と考えがちです。しかし、実際に合否を分けるのはもっと基本的な部分です。特に重要なのは、典型問題の完成度と計算ミスの少なさだと考えています。

出題の癖に慣れることももちろん重要です。しかし、基礎が固まっていない状態で過去問だけ大量に解いても、点数は安定しません。まずは典型問題をきちんと解けるようにする。そのうえで芝浦工業大学の過去問を複数年度解き、独特の答えさせ方に慣れる。

この順番を崩さないことが大切です。

まとめ|芝浦の物理は、基本を固めて「癖」に慣れよう

今回は、芝浦工業大学の物理について、理科の選択方式、難易度と出題の癖、分野別の対策、物理と化学の選び方、過去問の始め方、参考書ルートまで解説してきました。

芝浦工業大学の物理で大切なのは、【基礎固め&定石習得】で典型問題を解ける状態を作ってから、【実践演習】で独特の答えさせ方に慣れることです。

芝浦の物理で大切なこと

いきなり過去問ではなく
定石を固めてから過去問へ

まずは、次の順番で対策を進めてみましょう。

01

基礎固め&定石習得

『宇宙一わかりやすい高校物理』か『漆原の面白いほど分かる物理』で理解を深め、『良問の風』で典型問題を解ける状態にします。受験生は夏休みごろまでに全範囲を一通り終えるのが目安です。

宇宙一 or 漆原 → 良問の風

02

夏に過去問を1年分

直近1年分だけ、夏休みが始まったころに一度解いておきます。芝浦の物理のレベルを肌で知ると、到達目標を具体的にイメージできます。

03

実践演習で過去問へ

遅くとも11月には過去問を始め、最低5年分を解きます。解く問題を選ぶ練習もここで行い、学校配布の問題集や『名門の森』で類題にも触れます。

過去問 + 類題演習

04

間違えたら基礎に戻る

解けなかった問題は「理解が浅い」と捉え、【基礎固め&定石習得】の参考書に戻って、曖昧な箇所を根本から理解し直します。

合否を分けるのは、ここ

✓ 典型問題の完成度
✓ 計算ミスの少なさ
✓ 解く・捨てるの判断を過去問で練習しておくこと

基礎が固まっていないまま過去問だけ大量に解いても、点数は安定しません。この順番を崩さないことが大切です。

「物理が苦手かも」と感じている人へ

焦って問題集や過去問に進まず、『宇宙一わかりやすい高校物理』で根本から理解し直すところから始めましょう。
電磁気のように、演習量を積むことでかなり改善できる分野もあります。

まずは今日、自分が【基礎固め&定石習得】と【実践演習】のどちらの段階にいるかを確かめてみてください。

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この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

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