偏差値を爆上げ!する青チャートの勉強法やいつまでにやるべきかを解説

青チャートとは

こんにちは!理系のための大学受験塾SoRa塾長の百瀬です。今回は、大学受験の数学のド定番!「青チャート」の偏差値を爆上げ!する使い方をご紹介していきます。

そもそも、青チャートとは、数研出版が出版している数学の網羅系の参考書です。問題は、例題・練習問題・EXERCISES・総合問題に分かれていて、問題の下に解説がついているようなレイアウトになっています。

要は、大学入試レベルで身に付けておきたい解法が載っている問題集になっています。

では、青チャートだけでどのレベルまで到達できるのでしょうか?

青チャートの例題を完璧にするだけでも、模試の偏差値で60越えを達成できる力を身に付けることができます。大学のレベルで言うと、理系のMARCHや地方国公立レベルの問題なら対応できる力がつきます。これらの大学を目指している人なら、青チャートだけで数学を突破してもよいかもしれません。

ただし、青チャートをやる際に、皆さんが見落としがちな大事な2つのポイントがあります。

青チャートをやる上で大事な2つのポイント

青チャートは、これまで数多くの受験生たちを挫折させた迷著?でもあります。

しかし、それは受験生たちが青チャートをやる上で大事なポイントを知らずに、勉強していたからです。これらの2つのポイントを抑えた上でやれば、青チャートをうまく使いこなし、数学の力を飛躍的に伸ばすことができます。

大事なポイント①

青チャートを始める時点で各章の序盤の問題が解けるレベルにあること

最初にも説明したように、青チャートは、大学入試レベルで身に付けておきたい解法が載っている参考書であり、公式を確認するようなレベルや、教科書にある基礎レベルの問題は載っていません。

そのため、基礎が身についていない人がやると間違いなく爆死します。これまで何人もの受験生がこのパターンで失敗しています。

最初にやる前の段階で、少なくとも各章の序盤の問題は解けそうだなというレベルでないと、単元の後半の方の難しい問題で詰まってしまうのです。

青チャートと言えど、単元の最初の方は、基礎レベルの問題が載っているので、そこをパラパラと見てみて、全体で1/4くらいの問題はすでに解けそうだなと思えれば、青チャートをやるレベルに達していると言えます。

そうでない人は、基礎レベルを固められる参考書からまずは始めていきましょう。

大事なポイント②

1周をなるべく早くできるように意識する

青チャートを使う時のよくある失敗例が、1問1問に時間をかけすぎたり、復習を丁寧にやりすぎたりして、結局終わりきらないパターンです。

これはポイント①にも繋がる話なのですが、ある程度の理解力がある状態で、1問1問スピーディに解いていかないと、問題が多すぎて終わりません。

つまり、どれくらいの期間で何周くらいできるようにするか目途を立ててスピーディに進めていくことがポイントになります。

この話は、どの参考書においても当てはまることで、短期間で何周もやって知識を自分のものにするというのが参考書の使い方の基本です。

また、1度1周をしておくことで、青チャートで学ぶ全体像を見ることできます。その全体像が頭に入っている状態で2周目に行くと、どの分野とどの分野が、どのように繋がっていて、考え方が似ているかなどを知ることができるので、理解度を深めることができます

青チャートの具体的な使い方

青チャートを使う前の大事なポイントが分かったら、今度は具体的にどう使っていけば良いかを紹介していきます。

ステップ①

計画を立てる

ポイント②でも話したように、まずは青チャートをいつまでに終わらせたくて、1日何ページくらいやれば良いのかを決めましょう。

基本的には、周回するスピードも意識しなければいけないので、例題のみを解いていきます

このとき、立てる計画はあくまでも目安です。実際にやってみて計画を変更する部分は必ず出てくるので、それを前提の上で計画を立てていきましょう。計画を立てる流れは、次の通りです。

① いつまでに青チャートを完璧に(3周くらい)するかを決める

②1周目をいつまでにやるか決める

③ 1日何問解けば良いかを決める

 

たとえば、青チャートの数学Ⅱの計画を立てる場合は、以下のようになります。

① いつまでに青チャートを完璧に(3周くらい)するかを決める

5月から7月までの3か月間で3周したい!

② 1周目をいつまでにやるか決める

数学Ⅱは例題が全部で251題ある。この251題を1か月半(45日)で終わらせる!

※1周目は時間がかかるので、計画を立てるときは長めに時間を取っておく。

③ 1日何問解けば良いかを決める

1周を終わらせるには1日あたり5.57題(≒6題)解かなくてはいけない。

※無理そうだなと思ったり、もっと行けそうだなと思えば随時調整していく。

ステップ②

実際に問題を解いていく。

計画を立てたら、実際に解いていきます。解いていく問題は例題のみで構いませんスピーディさを意識しましょうただし、意識してやってほしい、問題を解く上でのポイントが4つあります。

① 問題を考える時間は3分まで

青チャートで学んでほしいことは、基本的な解法を身に付けることです。考える力を身に付けるのではなく、入試問題に対処するために必要な考え方を学んでいます。考える力をつける段階はまだ先なのです。

そのため、最初に問題を見て分からないからといって延々と考えるのではなく、3分ほど考えて分からなければ、潔く答えを見てしまいましょう。

逆に、考えずにすぐに答えを見てもいけません一度少し考えることで、答えを見たときに、「アッ!この問題ってこうやって解くんだ!」というアハ体験ができ、記憶に残りやすくなるからです。

② 問題文と解法をリンクさせる

青チャートで学びたいことは、「基本的な解法」でした。解法を知って、他の問題に応用できれば、解ける問題のバリエーションがめちゃくちゃ増えます。

しかし、この、解法を他の問題に応用するというのが難しいのです。

そこで、やってもらいたいのが、チャートに書いてある解き方が問題文のどの情報からその解法を思いついているのかを声に出して意識することです。難しい問題のときには、メモを残しても良いと思います。

これができていない人が多いです。問題文のどの情報からその解法が浮かぶのかをきちんと理解していないと、他に応用できません。

下図に例として、問題文と解法がどうリンクしているかを意識した脳内の図を紹介しておきます。

③ 間違えたら必ず白紙から答案を再現する

問題を間違えたときにやってほしいのが、白紙の状態から解説を見ずに問題を解き直すことです。ふつうの人は、問題を間違えたら解説を読んで、どうやって解くのかを確認すると思います。

そのときに、「あ~!こうやって解くんだ」(よし!次の問題行こう)ではダメです。

解説を読んで理解した気になっても、実際に手を動かしてみると自分が思ってもみなかった所で、「あれ?どうやるんだっけ?」といったことが起こります。その部分というのは、自分が理解していない所にあたります。

白紙の状態から自分一人で解けて、初めて「解けた」という状態になるので、その状態までは必ず持っていきましょう。でないと、次に復習する際に同じ過ちを繰りかえすことになります。

理解している状態で、2度目に同じ間違いをしても、「あー!そうだった!」とアハ体験を得て記憶に残りやすくなりますが、理解していない状態で、2回目を間違えると1回目と同じで「あー間違えちゃった…」だけで何の進歩もしません。

④ 解いた問題は日付を書いて〇△×で仕分ける

問題を解き終わったら、解いた日付を書いておきましょう。その隣に、〇・△・×で問題の仕分けを行います。

出来た問題→〇

出来たけど解法が違う、計算ミスした問題→△

間違えた問題→×

問題の日付を書いておくことで前にいつ解いたのかが分かるようになります。また、〇・△・×で分けることで、その後の復習のときに重点的に解かなければいけない問題を一目で確認することができます。

ステップ③

タイミングを意識して復習する

次に復習を行っていきます。主に×や△の問題をやりましょう。

復習で大切なことはどのタイミングで行うかです。では、どのタイミングがベストかというと、問題の解き方を忘れかけているときです。正直な話、いつ復習をしようと忘れかけの時に復習ができれば、いつでも良いのです。

とは言っても、ある程度の目安はないと難しいので、その目安を以下に書いておきます。

復習1回目・・・次の日

復習2回目・・・1週間後くらい

復習3回目・・・2,3週間後くらい

ただし、注意してほしいことが2点あります。

① 復習よりも進めるのが大事

復習のときに、受験生から「復習に時間がかかって、全然進みません!」という声をよく耳にします。しかし、最初にも言ってある通り、ある程度のスピード感を持ってまずは1週目を終わらせることが大事です。

なので、そういうときは、×のついている問題を解くまではいかないまでも、頭の中で解法が浮かぶか確認したり、復習頻度を減らしたりするなどして、進むスピードを維持させましょう。

② 復習のタイミングは厳密でなくて良い

これも受験生からよく言われるのですが、「進めていくと、復習するものが多くなって大変です!」という声をよく耳にします。

これも先ほど述べたように、復習を厳密なタイミングでやれるかどうかは関係なく、忘れかけの時にやれるかが大事なのです。なので、復習のタイミングが2,3日前後しようが気にしなくて大丈夫です。むしろ、覚えている時に復習するよりも、忘れている時にやる方が学力は伸びるので、もし迷ったら復習は先延ばしにしましょう。

それで、復習しなくなるのはダメですが…笑

いつまでに終わらせるべきか?

青チャートをいつまでに終わらせれば良いか、という質問をよく受けます。いつまでに終わらせるべきかどうかは、志望校によるというのが実際のところです。

理系MARCHレベルの大学を志望しているのであれば、高3の夏までに例題を一通り解き終えておきたいところですし、逆にMARCHレベルよりも高い大学を受けるなら青チャートの前に1冊別の問題集を挟むことになると思うので、夏前には終わらせておきたいところです。

ただ、いつまでに終わらせるべきか?という視点よりも、今からやって受験に間に合うのか?という視点を持つことが大事です。

 

青チャートはかなり問題数も多くて、やりきるのが大変な参考書なので、青チャートをやるかどうか検討している人は、今からやったときに終わり切るのかどうかを検討した方がよいです。

青チャートの次にやるべき参考書

青チャートをやった後に何をしたら良い?という質問も多いです。ここまでの話では、青チャートは例題のみやれば良いよという話をしてきましたが、もし次の参考書に移ろうとしているなら、青チャートの練習問題までやるべきです。

実際、全部とはいかないまでも、例題を解いて×や△がついた問題の練習問題を行いましょう。

練習問題は、例題の数字をただ変えただけの問題だけでなく、少しひねったり、違う見方を取り入れたりしている問題もあるため、いろんな問題に応用する力をつけることができます。

その他には、「大学への数学1対1対応の演習」(東京出版)もおススメです。

青チャートの例題をやった後に、1対1対応の演習を使うと良いでしょう。青チャートの問題と1対1対応の演習は問題が被っているところがあるので、青チャートの演習も兼ねて1対1対応の演習を使ってくれればOKです!

まとめ

以上が、偏差値を爆上げ!する青チャートの勉強法です。とにもかくにも、青チャートをやる上で、大事になってくるのが、

① 青チャートを始める時点で各章の序盤の問題が解けるレベルにあること

② 1周をなるべく早くできるように意識すること

の2つです。この2つのポイントは絶対に抑えておかないと、間違いなく失敗します。

また、計画の立て方や、具体的な使い方、復習方法などを紹介しましたが、これらをベースに自分に合った形を見つけていくことも大切です。

理系のための大学受験塾SoRaでは、あなたに合った青チャートの使い方を指南しています気になる方はお気軽に無料体験相談をお申込みください。塾長が懇切丁寧に対応します!

青チャートは使い方を間違えなければ良い参考書なので、青チャートをうまく活用して志望校合格を目指しましょう!

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