【2026年版】学習院大学理学部の数学は難しい?傾向・対策・合格のための参考書ルートを紹介!

今回は、学習院大学 理学部の数学の攻略方法について解説します。
参考書のみを使った方法に限定した、誰もが使える攻略法なので、ぜひ友達にも教えてあげてください。理系専門の塾長が、どこよりも詳しく解説していきます。それでは始めましょう。
【この記事を読むべき人】
- 学習院大学 理学部に絶対に合格したい人
- 学習院大学 理学部の数学ではどんな問題が出るかを知りたい人
- 普段使っている参考書で戦えるか知りたい人
【自己紹介】
百瀬 浩市
「理系のための大学受験塾SoRa」の代表。2025年までで多数の合格者を輩出。GMRCHの数学は過去10年分以上研究している。
単なる解法の伝達ではなく、「何ができれば合格点に届くのか」から逆算して、生徒一人ひとりに必要な勉強を明確化することを得意とする。
学習院大学 理学部の数学の基本情報
まず、学習院大学 理学部の2023年度入試以降の問題を以下の表にまとめました。
今回は、募集人員が一番多い「コア試験の一般方式」についての情報をまとめています。
| 大問構成 | 4問 |
| 試験時間 | 90分 |
| 出題形式 | 大問1~4でテーマごとに出題 |
| 解答形式 | 大問1・3は答えのみ、大問2・4は記述式 |
| 配点 | 数学:150点 理科:150点 英語:150点 |
| 数学の目標点数 | 数学が苦手な人:70% 数学が得意な人:85% |
| 頻出分野 | ◎数Ⅲの微分積分、確率 ◯複素数平面、図形と方程式 |
- ◎は毎年、大問のテーマになったり、何らかの形で出題される頻出分野
- ○は◎ほどではないにせよ、よく問われる分野
次に2023・2024・2025年度入試の英数理合計での「合格者平均得点率」をまとめました。合格のボーダーラインが学科によって大きく変わるため、自分の目指す学科に合わせてご覧ください。
| 学科 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 |
|---|---|---|---|
| 物理学科 | 80.6% | 71.6% | 65.4% |
| 化学科 | 80.2% | 68.0% | 70.7% |
| 数学科 | 78.1% | 72.7% | 66.5% |
| 生命科学科 | 77.3% | 74.6% | 67.0% |
年によって得点は大きくブレがあります。
基本は合格者平均の得点率を目標にしつつ、その年の平均点がどの程度なのかを確認しながら、「どのレベルの問題なら落としてよいのか」「どこは必ず得点すべきなのか」を判断していきましょう。
2025年度は数学が易化傾向だったため、合格者平均の得点率も高くなり、ハイレベルな争いになっていたことが分かります。
学習院大学 理学部の数学の傾向・対策・目標点
学習院大学 理学部の数学は、GMARCHの中では標準的な難易度に位置していますが、決して油断はできません。奇をてらった難問こそ少ないものの、「典型問題をどれだけミスなく、丁寧に処理できるか」が合否に直結します。計算量は他大学に比べれば控えめですが、その分1つのミスが致命傷になりやすいです。
- 難易度は黄チャートのコンパス2〜4(☆2〜4)レベルの問題が中心です。難易度がそれほど高くないからこそ、標準的な定石問題をいかに確実に仕留めるかが勝負の分かれ目となります。
- 大問4つに対して試験時間90分と、1問あたりにかけられる時間は20分強あります。中央大学などの難関大と比べれば時間的な余裕はありますが、その分「記述の厳密性」が見られます。焦って解き散らかすのではなく、論理的な答案を作ることを意識しましょう。
- 解答形式は「答えのみの記入」と「記述式」が半々という構成です。例年、大問1・3が結果のみ、大問2・4が記述式になることが多く、特に「答えのみ」の問題では絶対値の外し方や符号ミス一つで0点になる恐れがあるため、細心の注意が必要です。
- 最頻出分野は数Ⅲの微分積分と確率で、これらはほぼ毎年出題されています。特に微積分は、単なる計算問題ではなく「図形と方程式」や「三角関数」の知識を前提とした誘導問題として出題されるのが学習院の特徴です。
- 微積分の大問では「接線と法線」の処理が頻出です。誘導の序盤で文字を用いて接線・法線を求めさせる設問が頻出ですが、ここで計算ミスをすると、その後の面積や体積、最大・最小といったメインディッシュがすべて全滅します。序盤の文字計算こそ、黄チャートで繰り返し演習して「無意識でも正確に解ける」レベルまで慣れておく必要があります。
- 数Ⅲ微積分では与えられた領域内での最大・最小を求める問題が定番です。微積分の分野はもちろんのこと、図形と方程式の分野も黄チャートのコンパス3〜4レベルを重点的に仕上げ、領域の図示から論理的な説明までをセットで書けるようにしておきましょう。
- 「三角関数の公式」「指数対数の処理」の習熟度も重要です。数Ⅲの積分計算では、2倍角・3倍角・半角の定理を「道具」として当たり前に使いこなす場面が多々あります。特に3倍角の定理などは、試験場で導出しているようではタイムロスになります。ミスを減らし、微積分の重い計算をスムーズに突破するために、これらは「暗記」して瞬時に使えるようにしておくのが鉄則です。
- 確率は、単独の大問のほか「数列(漸化式)」や「複素数平面」との融合も見られます。確率漸化式の立式や、複素数平面の極形式を用いた変形など、分野をまたいだ典型パターンを網羅しておく必要があります。
- 目標点は、数学が苦手な人は70%、数学が得意な人は85%を目指しましょう。合格最低点は70〜80%程度で推移していますが、数学科を目指す以上、数学でしっかりと貯金を作って他の科目をカバーする戦略が理想的です。
以上の傾向を踏まえて、学習院大学 理学部数学科の合格に向けた参考書のルート・攻略法をお伝えします。
学習院大学 理学部への参考書ルート・攻略法
学習院大学 理学部の数学を攻略するための参考書ルートを説明します。【基礎固め】→【定石習得】→【実践演習】の順番で進めていきます。

- 基礎固め
- 教科書ガイド
- 初めから始める数学シリーズ
- 定石習得
- 黄チャート
- やさしい高校数学シリーズ
- 実践演習
- 赤本(過去問)
- 坂田アキラの 数IIIの微分積分が面白いほどわかる本
- 数学の良問問題集
- 重要問題集
以下に各項目の参考書について説明します。
【基礎固め】
基礎固めの参考書は、学校の数学の授業進度に合わせて使うのがベストです。もし学校の進度が遅い場合には、予習用の教材としても使うことができます。教科書に合わせた「教科書ガイド」か、「初めから始める数学シリーズ」のどちらかを使って勉強を進めていきましょう。
数学において、この【基礎固め】は非常に重要です。公式の成り立ちや使い方、言葉の定義などをしっかりと押さえておかないと、この後いくら勉強しても成績が上がりません。これまで、そういった生徒をたくさん見てきました。数学を得意だと思っている人は飛ばしがちなフェーズですので、絶対にきちんとやっておきましょう。
教科書ガイド

教科書ガイドは教科書の練習問題や章末問題の解説が載っている参考書です。教科書の説明を読みながら、教科書ガイドを使って教科書の問題を進めていくことで文字通り”教科書レベル”に到達することができます。
学校で使っている教科書ごとに教科書ガイドはあるので、使っている教科書の教科書番号をもとに購入しましょう。
初めから始める数学シリーズ
初めから始める数学シリーズは、教科書の説明を噛み砕いた口調で教科書レベルの内容を説明してくれている参考書です。教科書口調が合わない人は、こちらの参考書で基礎固めをするのがおすすめです。こちらも教科書同様に学校の授業の予習や復習におすすめです。
【定石習得】
【定石習得】では、【基礎固め】で教科書レベルの内容を理解している前提で、数学の問題でよく出てくる定石問題の解法を学んでいきます。3冊のうちどれか1冊を進めましょう。
学習院大学 理学部の数学の難易度を考えると、やってほしいのは黄チャートです。黄チャートの例題をすべて解けるようにしておけば、学習院大学の数学で十分に合格点を狙うことができます。
しかし、黄チャートが進めにくい or 頭に入ってこないと感じた場合には、やさしい高校数学シリーズで進めても構いません。黄チャートのほうが網羅している問題数は多いですが、どちらも同じ難易度の問題が揃っているので、自分に合う方を使っていきましょう。ここで紹介する【定石習得】の後に、【実践演習】で入試レベルの問題を演習すれば、全部の問題は解けなくても合格点を取ることはできます。
時期としては、黄チャートなら受験直前まで演習を続けましょう。ただし、黄チャート or やさしい高校数学を高3の夏休みまでに7割ほど解ける状態を目指しましょう。【基礎固め】の参考書の内容を全てやってから定石習得に入っても構いませんし、分野ごとに【基礎固め】から【定石習得】までを一気にやってしまってもOKです。
黄チャート
黄チャートは、教科書例題レベル〜章末問題、入試レベルの問題が掲載されている網羅系参考書です。
学習院大学 理学部の数学においては、黄チャートに掲載されているレベルの問題を確実に正解できるようにすることが大事です。黄チャートに載っている典型問題を落とすと合格は不可能なので、しっかりと固めることをおすすめします。

やさしい高校数学シリーズ
やさしい高校数学シリーズは、初学者を前提に教科書の内容からさかのぼって定石を丁寧に説明してくれている参考書です。そのため、勉強時間がない受験生は、やさしい高校数学で【基礎固め】も兼ねてしまうのもアリです。
黄チャートと比べると定石の網羅性は低いですが、頻出である定石問題を一通り学ぶことができます。チャート形式が向いていないなと感じる人にはおすすめです。
【実践演習】
最後の【実践演習】では、【定石習得】をしたのちに、実際に学習院大学 理学部の問題を解けるレベルまで引き上げるフェーズとなります。黄チャート・やさしい高校数学シリーズで解法を学んでいても、学習院大学の問題を解くとなると難しい場合もあります。
実際の入試問題では、パッと見では定石とは気づきにくいように問題がアレンジされているからです。そのギャップを埋めるために【実践演習】を行なっていきます。このフェーズは、できれば高3の夏休みから実施できることを目標にしていきましょう。
しかし、【定石習得】で黄チャートをやっている人は、この段階においても黄チャートの練度を上げていきましょう。やさしい高校数学シリーズをやった人も、この段階で先述した◎と○の頻出分野の青チャートの重要例題をやることをおすすめします。これらを同時進行しながら【実践演習】のフェーズに入りましょう。
赤本(過去問)
赤本は直前期にやるのが一般的ですが、直近1年分のみ5〜6月くらいに一度解いておくのをおすすめします。学習院大学 理学部の問題がどのレベルなのかを肌感覚で知ってもらうためです。【定石習得】の参考書をやる中で現状とのレベル差を確認しておくと、到達目標を具体的にイメージしやすくなります。
坂田アキラの 数IIIの微分積分が面白いほどわかる本
数Ⅲの微積分の考え方を固めるのにちょうど良い参考書です。【定石習得】に近い参考書ではありますが、一通り学んだ後にやると知識が体系化されて、数Ⅲの微積分が得意になるはずです。問題が難易度ごとに分類されており、「ちょい難」「もろ難」といった上位レベルの問題も解けるようになっていると完璧です。
数学の良問問題集
各分野ごとに確認問題・必須問題・レベルアップ問題の3つのレベルに分けられています。確認問題は黄チャートの例題レベルなので、定石習得ができているかの確認用として使えます。学習院大学理学部のレベルを考えると、実践演習としては必須問題は必ずやりましょう。レベルアップ問題については、頻出分野の問題をやっておくのがおすすめです。
2026 実戦 数学重要問題集 数学I・II・III・A・B・C(理系)
数学で最低限の点数を稼ぎたい人は、上記に挙げた「数学の良問問題集」がおすすめですが、数学で点数を引っ張っていきたい人は重要問題集もチャレンジしてみましょう。重要問題集はレベルは少し高めの問題集なので全部をやる必要はありません。頻出分野のみやったり、必解問題と呼ばれる定番の問題に取り組んだりするなど、絞ってやることで学習院大学の数学の難しい問題に挑むのに十分な経験を積むことができます。
まとめ
ここまで、学習院大学理学部の数学の傾向とその対策、参考書ルートを紹介してきました。学習院大学理学部は、GMARCHの中でも標準的な問題が出題されますが、現状と対策をしっかりと見極めた上で、自分のやるべき勉強をしていきましょう。
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