数学の【先取り】が絶対の正義ではないと感じる瞬間



今年のSoRaの高1の子たちは、ほとんどの子が学校よりも早い進度で数学を進めています。


学校より早い進度で進むメリットはたくさんあります。



まず、学校の授業が復習になります。これは大きいですね。


当たり前の話なのですが、先取りを進めることで、学校の授業が意味あるものになるわけです。

学校の先生が言ったことに?となって、さらに新しいことが出てきた瞬間に、高校生たちは授業についていけなくなります。

そういった瞬間を生み出さないようにするためにも、きちんと理解している前提で進度は早い方がいいです。






また、大学入試という観点からも重要です。

大学入試における範囲は膨大なため、高校の授業のペースに合わせていると、復習の時間が確実に足りなくなります。


たとえば、進学校と言われる公立高校でさえも、数ⅢCまで終わるのは高3の夏です。

高3の夏からそれまでの数学ⅠAⅡBⅢCの復習を始めて入試レベルまで持っていくのは不可能と言っていいでしょう。

そういった意味でも、先取りをしていくことで、復習のペースにゆとりをもつことができます。




ただ、




先取りが絶対の正義かと言われると、



そうでないところもあります。





特に難関大を目指している子たちにとっては。





というのも、難関大の入試では、難しいことを知っているかを問う問題ではなく、

どれだけ問題に対して粘り強く考察をしてきたかを試されるような問題が出題されるからです。




たとえば、こんな問題↓

(一橋大学 前期 数学の2023の問題)




おそらく、パッと見は難しそうに見えるはずです。




そう見える理由はシンプルで、チャートなどの問題集に載っていないからです。



見たことある問題なら、人は解けそう!となります。



ただ、明らかにこれまで見たことない問題だと戸惑うわけです。




そして、残念なことに難関大ではこういった問題が出題されます笑


明らかに初見の問題なわけですが、しかし、問題文をよく読んで、自分で手を動かして点を買いてみたりすると、少しずつ見えてきます。




そうやって紐解いて分かってくると、「なんだそんなことか」となるような問題だったりします。
(今回の問題でいえば、中学受験の問題として出てもおかしくないくらい、難しい知識は使いません)




こういった初見の問題に対して、

  • 粘り強く考えた経験を通して、知識を自分のなかで体系化していく。
  • 「考え方」のフォーマットを問題ごとに作っていく。

そういったことが求められてくるわけです。

これらのことをやるには、一つの問題に対してじっくり考える必要があります。



ここは先取りとは相反するわけですね。

真面目な子ほど、先取りをどんどん進めていこうとします。



ゆえにじっくり考えることを放棄する嫌いもあります。

「勉強しても数学の力が上がらない」

そういったギャップをつくる原因になります。



なので、先取りだけでなく、腰を据えて考える時間もときには取ってほしいなと思います。



どんなに健康に良いものでも、摂取しすぎると良くないように、
勉強スタイルも偏らないようにしていくのも大事だなと思う次第です。

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この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

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