北海道大学 総合理系 合格体験記

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SoRa入塾前の状況

SoRaに入塾したのは、一浪目の9月です。現役のときから北大を目指していました。
現役のときに集団塾のみんなと同じペースで進めるやり方が合わずに途中で辞めてしまった経験から、予備校には通わずに宅浪を選びました。

なので、SoRaに入る前は、使う教材や勉強の方針を自分一人でだけで考えながら進めていました。物理だけは現役のときから得意でしたが、英語、数学、化学などの他の教科は勉強の仕方もよく分からず、8月末になっても、どの参考書や問題集をどう使ってやるべきか迷っているような状況でした。

特に数Ⅲが苦手で、典型的な問題すら解けていなかったです。この頃受けた模試では、北大の判定はEばかりでした。「今年も北大は無理だな」とほとんど諦めていて、志望校を下げようと考え始めていました。

そのとき父がインターネットでこのSoRaという塾を見つけて薦めてくれました。このときの私は「もう自分は何をやっても絶対北大に行くのは不可能だ」と思っていたのであまり乗り気ではありませんでしたが、とりあえず面談だけでも受けて見ることにしました。

SoRaの先生方は、私が今どんな状況なのか、どんなことに困っているのか、真剣に私の話を聞いて下さり、北大合格のために何をするべきか一緒に考えて下さりました。すると、北大合格へのみちすじが見えてきて、先生方のサポートを受ければ、もしかしたら北大に行けるかもしれないなと感じ、入塾しようと決めました。

SoRaに入塾してからの変化

入塾する前の私は、自分だけで勉強のやり方を考えて進めていたので、「本当にこのやり方で良いのかな」と常に不安を感じていました。不安になりすぎたり、勉強がうまく進まなくなると、どんどん気持ちが落ち込んでしまって、どうしたら良いのか勉強の方法を考えるばかりで勉強に手がつかなくなることが多かったです。

しかし、SoRaに入って先生方に一緒に考えてもらったやり方で進めるようになると、勉強に集中できるようになりました。それは大学受験について詳しい先生方に一緒に考えてもらったからというだけではなく、私だけに合う最善の勉強のやり方を一緒に考えてもらえたからです。

それぞれの教科の中で私に何が足りないのか、それを埋めるためにどの教材を使ってどのぐらいの時間をかけてやるか、他の教科とのバランスはどうとるか、毎週あるミーティングで話し合いながら進めました。

勉強している中で「こうした方がいいんじゃないかな」、「この部分が苦手だな」と少しでも感じたことをミーティングで話すようにしたのが良かったことだと思います。自分の弱点は自分でしか感じられないことが多いので、少しでも感じたことを先生に伝えるのが大事です。

そのおかげで、決めた計画に自信を持って取り組めるようになり、勉強のやり方に不安になることがほとんどなくなって、勉強の内容に集中できるようになりました。毎日のやることを決めるようになったことで、短期的な目標ができて、取り組みやすくなりました。

また、先生方は私の性格や考え方を理解して、それに合う勉強の進め方をアドバイスして下さりました。私はSoRaに入る前に何度も数学のFocusGoldという参考書を解いていましたが、解法を覚えるのが苦手で、典型的なものでも中々覚えられませんでした。

「自分はみんなよりも記憶力が弱いんだろうな」としか考えていなかったです。また、一つの問題を解くのにとても時間がかかってしまっていました。なので、問題集を進めるのがとても遅く、一日がFocusGoldの例題を10問ぐらい解くだけで終わってしまうということも多かったです。

そんな私を見て、先生方は「K・Hさんはしっかり物事を理解しようとする人なんだよ。それは良いことなんだよ」と言って下さりました。私は、自分自身でも、自分がそんな人だということを気づいていなかったです。

私の考え方を尊重して頂いたおかげで、それまでは「なんでこんなに時間がかかってしまうんだろう。全然進められないな。」とネガティブにしか考えられていませんでしたが、自分の勉強の仕方をポジティブに考えられるようになりました。

SoRaでの授業では、特に苦手だった数Ⅲをメインに教えて頂きました。私がまずしっかりと法則などを理解してから問題演習に入る、という流れで、各単元ずつ丁寧に進めて行きました。おかげで、数Ⅲを全て終わらせるのに約3ヶ月もかかりましたが、終わる頃には数3が逆に得意になりました。

しっかり理解することから始めることで、それぞれの単元の全体像が見えてきて、問題演習にもスムーズに入ることができました。おかげで11月の北大の記述模試ではB判定をとることができて、やっと自信がついてきました

授業の中で疑問に思ったことや宿題をしていて分からなかったことは、どんなに些細なことでも、授業中やSlackで質問してすぐに解決するようにしました。先生は私が納得するまで時間をかけて答えて下さりました。

このような私に合ったやり方でなければ、上手くいっていなかったと思います。自分に合うやり方で進めるためには、先生方とのコミュニケーションをこまめにとるようにしたのが良かったのだと感じています。

受験勉強で苦労したこと・それをどう乗り換えたか

私は問題を速く解くのが苦手なことが大きな課題でした。特に共通テストはどの教科も最後まで解き切るとこができず、ずっと悩んでいました。共通テストの約1ヶ月前からとにかくたくさん共通テストの予想問題や過去問を解いたり、授業で先生にどうやって考えていったら良いのか教えてもらいました。

一回分解くごとに、なぜその問題が解けなかったのか、どの問題に時間がかかってしまったのか考えて、そのための対策を考えて改善しながら進めていきました。特に、英語の長文を早く読むために毎日根気強く音読を繰り返したことと、計算力を付けるために先生に出して頂いた基本的な問題を解いてトレーニングしたことは効果がありました。

共通テストは、解き方のコツやテクニックを身につけることも少しは必要ですが、それ以上に、基礎的な力が身についているかどうかが1番重要なことだと思います。

私は、SoRaに入塾した後も不安になることが多く、勉強が手につかなくなりそうになる時も何度かありました。そのときは、すぐに先生方に相談しました。不安を感じたり、なぜかもやもやするときは、自分の気持ちを他の人に話すだけでも気持ちが軽くなります。

また、なぜかもやもやして集中できないときは先生に話すことで、自分の中で、何が不安なのかがより明確になり、そのもやもやを解消するために何ができるのか冷静になって考えられるようになりました。頭の中がもやもやでいっぱいになったときは、外に出て歩くようにしたのも良かったと思います。

私はなぜか集中できない、というときは5時間ぐらい外を散歩することもありました。歩いていると、勉強机に向かってじっとして考えているよりも、頭の中が柔らかくなってより柔軟に物事を考えられるようになる気がします。

家に向かって歩き出す頃には気持ちが落ち着いて、 もやもやを解消する方法が自然と思いついて、前向きな気持ちになっていることが多いです。私はリフレッシュのためには散歩をするというのが1番良い方法でしたが、その方法は人それぞれ違うと思います。

自分に合った気持ちを落ち着けたりリフレッシュさせるための方法を見つけられると良いと思います。

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この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

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