秋田大学 医学部 医学科 合格体験記

大学受験に際して、もともと私は塾に入る必要はないと思っていました。なぜなら、私は中学卒業後の春休みからネットの情報をもとに受験勉強を始めており、このまま自力で受験勉強ができると思っていたからです。

勉強は英語と数学の先取りから始めました。高1時はとにかく先取りをして数英の全範囲を早く終わらせることが重要だと思っており、英語は英単語帳を、数学は教科書ガイドを見ながらとにかく進めました。

その結果、成績は中学の頃と比べると信じられないほど良くなっていきました。先取りの成果で単語力が身についた英語と、元々得意だった国語で点数を稼ぎ、模試では総合偏差値70近くを取っていました。

ところが数学は偏差値50付近からまったく成績が上がりませんでした。「先取りをすすめていて演習があまりできていないから仕方ない。演習に移ればすぐに良くなるだろう。」と思い愚直に先取りを進めていましたが、高2になるといよいよ焦りが出てきました。

先取りがいっこうに終わらない数学、必死に勉強しているのに低迷する成績、忙しくなる部活、後々やらなくてはいけない理科。自分で計画を立てて受験勉強を進めるのに限界を感じていた時、勉強方針を指導してくれるSoRaの存在を知りました。

体験授業を受けてSoRaでなら安心して受験勉強ができると感じ、高2の6月に入塾しました。 

授業で先生から指導を受ける中で、自分の数学の勉強の仕方が根本的にまずいことに気がつきました。

「とにかく先取りを進めよう」と思うあまり参考書の内容を丸暗記しようとする癖がつき、全く頭を働かせないまま勉強していたのです。

「複数の解法を比較して頭の中で体系化する」よう先生から指導してもらい、それを意識しながら数学の勉強をしていくと少しずつ数学が分かってきて苦手意識が無くなっていきました。

物理、化学も盲目的にとにかく解法を覚えようとする癖がありましたが、先生の指導のもと「現象や法則の意味を正確に理解する」ことなどを意識して演習を積みました。

その結果、問題の状況にあった適切な解法を選べるようになっていきました。理系教科への取り組み方はSoRaに入塾して根本的に改善できたと思います。 

私は、高校受験以来ずっとケアレスミスに悩まされ続けてきました。特に数学は問題文の読み落としと計算ミスがひどく、1つのテストにつき必ず何か1つはミスをするという有様でした。

数学の偏差値を上げるためにはケアレスミスを無くすことが必須だったため、授業の中で先生と共にミスの原因と対策を研究しました。

その結果分かったのは、私は急いで解こうとするあまり、問題文を飛ばして読んで問題状況を「分かった気」になる癖があるということです。この癖を改善するために問題文の重要な箇所に線を引くことを心がけました。

しかし、ミスは思うように減りませんでした。焦ると線を引くことさえも忘れてしまうのです。そこで、更なる対策として編み出した対策が「メモ」と「合い言葉」です。

具体的には「神様、私は問題文に書いてあることを全て正確に読み取り、それらの情報を駆使して問題を解くことを誓います」という台詞です。

これを試験が始まる前と試験中焦った時に心の中でぶつぶつ唱えて、問題用紙にも書き出していました。少し痛い台詞ですがこれにはしっかり訳があります。

試験中は極度の集中で「線を引く」というようなただの心がけでは忘れてしまいやすいです。そこで、少し痛い台詞を何度も唱えることで自分の潜在意識まで響くようにするのです。

また、問題の状況を書き出すことで頭に多くの情報を詰め込まないようにすることもしていました。この2つのことを行った結果、共通テスト本番では理系教科でケアレスミスを1つもしませんでした。

ほかの人よりもミスがひどい私にも有効だったのですから皆さんにも必ず効果があると思います。ミスで悩んでいる人は是非試してみてください。 

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この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

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