AもBもどちらも進んでいる距離は6mなので、速さは6m/sですが、速度は、Aが 6m/s、Bが -6m/sとなります。
このように、この簡単な公式を一つとっても正しく解釈をするのが如何に難しいのかがお分かり頂けたでしょうか。
もしかしたら、「国語みたいだな~」と感じた人もいるかもしれませんが、そうなんです!
実は物理は言葉の意味や問題文を正確に捉える国語力がないとできない科目なのです。
なので、物理=計算だと思って、数学のように公式を覚えて当てはめていこうとしている人は皆、撃沈していきます。
なぜなら、公式の中に出てくる言葉や文字の定義をスルーしてしまっているからです。
そこに厳格になることが出来る人は、物理に強くなれます。
もちろん、これだけで物理を解けるようになるわけではありませんが、この姿勢がないと物理はいつまで経ってもできるようにはならないのです。