大学受験:理系 高3の5月からでも間に合う勉強計画の立て方を伝授!

目次

はじめに

受験に間に合うのか?

具体的にすべきこと

まとめ

目次

はじめに

こんにちは!理系のための大学受験塾SoRa塾長の百瀬です。

5月ごろに部活を引退して、受験勉強しようと考えている人は多いと思います。しかし、5月はGWもあって、すでに受験勉強を始めている周りの受験生達に差をつけられていると感じている人もいるはずです。

そこで、今回は5月から受験勉強を始めて、そもそも間に合うのか、間に合わせるためにはどうしたら良いのか、具体的な勉強計画の立て方までご紹介していきたいと思います!

5月から間に合うのか?

そもそも、みなさんが一番気になっている所だと思います。

結論から言えば、

合格までに必要な勉強ができれば合格します。

「なんや、当たり前の話やないけ!」と思った人もいるかもしれませんが、これが真実です。

本当は、「誰でも間に合う!」みたいな希望を与えるような事を言いたい気持ちもあります。

しかし、リアルな話をすれば、大学受験では、現在の学力(これまでの勉強量)と志望校のレベルの差を5月からの約9か月ちょっとで埋められれば合格できるのです。そのため、必然的にその差が小さければ、合格の可能性は高いですし、その差が大きければ可能性は低いです。

よくネット上で、○か月で△△大学に合格みたいな記事や動画を見ますが、それを鵜呑みにして、「〇か月で△△大学に合格できるんだ!」と思ってはダメです。

実際に合格したその人は、その勉強時間で足りたというだけで、自分にそのまま当てはまる訳ではありません。

たとえば、3か月でMARCHに合格できるみたいな話も、合格できた人は高校入試で有名高校に合格するほど元々勉強ができていたけど、高校に入ってから少しサボっちゃって、一時的に偏差値が落ちていただけで、すぐに志望校合格ラインに行けたというカラクリはよくあります。

ネットの人や周りの人が5月から間に合ったかどうかは関係なく、今の自分の学力と志望校のレベルの差に左右されるのです。

では、その差が大きければ諦めた方がよいのかというと、そうではなく、あくまでも、可能性が”低い”と言っているだけで、”ない”とは一言も言っていません

5月から入試までの間に、その差を埋める勉強ができれば、理論上は誰でもどこの大学にだって合格することができるのです!

具体的にすべきこと

① 志望校の赤本を見る

まず、5月から入試までの間で差を埋めるためには、志望校の合格レベルがどんなものなのか、志望校の赤本を見てみましょう。

問題と赤本に載っている合格平均点を見ることで、具体的にどのくらいの学力を身に付ける必要があるかが分かります。ここで最終的なゴール地点を確認します。

② 自分の現在地を確認する

ゴール地点を確認した後は、次に自分の現在地、つまり自分の今の学力がどのレベルにあるのかを確認します。

たいていの人は、教科書レベルからスタートすることになると思いますが、一つ注意してほしいのが、中学レベルからやり直さないといけない場合もあるということです。

特に、数学や英語は積み重ねの科目なので、土台となる中学レベルが出来ていないと学力は伸びていきません。中学レベルからやり直すのは勇気がいることかもしれませんが、遠回りをした方が結果としては、近道となります。

③ 勉強計画を実際に立てる

自分の現在の学力と志望校の難易度を確認したところで、実際に勉強計画を立てていきます。

国公立志望なのか、私立志望なのか、理科2科目必要なのかなど、人によって状況は変わってきますが、今回は、理系マーチレベルの大学を目指す場合の勉強計画についてお話していきます。

他の大学を目指す場合も、やるべき期限などは変わってきますが、大まかな流れとしては同じです。

・5月~夏休み前

どのレベルであろうと、まず最初にやってほしいのが、英語と数学の基礎固めです。英語と数学は伸びるまでに時間がかかる科目なので、最初から手を付けておかないと間に合わなくなります。

英語は単語・熟語の暗記に加え、音読と英文法を勉強していきます。ただし英文法については、インプット系の参考書ですぐに周回できるものがおススメです。音読は、構文の勉強も兼ねて行えるものを選びましょう。

数学は、数学ⅠAⅡBの基礎レベルの問題を解いて、典型パターンの解法を覚えてきます。夏休みまでに2周くらいできているのが理想ですが、最低限1周はしておきたいところです。

また、理科を2科目受験する人の場合は、この期間で理科1科目の教科書レベルは仕上げておきたいです。2科目やる場合は、1科目ずつ仕上げるのがミソです。

・夏休み

夏休みには、引き続き英語、数学、理科、そして国公立志望の方は余裕があれば社会や国語もやっておきたいところです。

英語については、単語・熟語の暗記を引き続き行い、音読と精読を行っていきます。この夏休みに1文1文を正確に訳せる力を身に付けたいところです。文法の方は、これまでの復習を行なえばよいでしょう。志望校で文法問題がたくさん出る場合には、標準レベルの問題集をやっても良いかも知れません。

数学は、数ⅠAⅡBの基礎固めを継続しつつ、数Ⅲをやっていきます。数Ⅲまだ終わってない人もいると思いますが、この夏で数ⅠAⅡBⅢまでの基礎問題の解法をきっちり固めておくことが大事です。特に、理系の場合は、入試で数Ⅲの方をよく出題されるので、夏休み中までには数Ⅲの基礎を固めておきましょう。

理科も1科目受験の場合には、夏休み中に基礎レベルを固めておきます。2科目受験の場合には、先に勉強していた科目の復習をちょくちょく行いながら、もう一つの科目を基礎レベルに仕上げます。

夏休み明け~11月

夏休み明けてからは、各科目を基礎レベルから入試レベルまでの橋渡しを行っていきます。

英語の場合は、単語・熟語・これまでの復習を行いつつ、長文問題などで速く正確に読む訓練を行っていきます。初見の文章を読んでスラスラ読めるようになるのが目的です。また、志望校で出るような問題形式の演習も行うと良いです。

数学は、入試レベルまで到達可能な問題集を数ⅠAⅡBⅢでそれぞれ取り組んでいきましょう。夏までに基礎レベルの解法がきちんと身についていれば、思っていたより解けるはずです。逆にあまり解けない分野があれば、そこを重点的に特訓していきましょう。苦手をつぶせる最後のチャンスでもあります。

理科についても、数学と同様に基礎から入試レベルの問題集を行います。理科の場合は、演習段階になっても基礎の振り返りが大事な科目なので、教科書や参考書などできちんと概念や知識の理解を深めておきましょう。

国公立志望の場合には、共通テストの配分にもよりますが、この時期から社会と国語の対策は本格的に行いましょう。特に国語は、古典や漢文の対策を優先していきます。

・11月~入試

ここからは、各科目、過去問演習と苦手分野の演習、基礎問題の見直しです。正直、志望校合格を確実に狙うには、11月時点で過去問を解いて志望校合格ラインを超えていることが理想です。

まとめ

勉強計画の一例を上に書きましたが、勉強計画立てはめちゃくちゃ大事です。なぜなら、自分の学力と志望校までの差を埋めることで志望校に合格できるわけですが、時間がない状況なので、なるべく周り道をせずに効率的に勉強をしていく必要があるからです。

しかし、勉強計画立てを行うには、どういった参考書が良いのかや、どういった順番でやっていくべきなのかなど、自分の志望校や現状に合わせて考えないといけません。

大学受験塾SoRaでは、勉強計画立てのプロがあなたの状況に合わせて、無料で合格までの勉強計画を作ってくれます。例に挙げた計画よりもさらに詳細な計画をオーダーメイドで作ることができます。

5月から受験勉強を始めて合格を目指しているのであれば、プロの意見を聞いてみましょう。少なくとも計画立てに掛ける時間を最小限にできるはずです。興味のある方は下のお申込みフォームからぜひお申し込み下さい!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

目次