推薦で大学進学は決まったけど、大学の授業についていけるか不安な君へ

昨日の授業で内部進学でMARCHのとある大学に決まった生徒と話していました。

その子は、MARCHの附属校に高校受験で入って、一般受験も視野に勉強していたけども、最終的に内部進学に落ち着いた子。




その子が

先生、このまま大学に入ったら、自分がバカすぎてついていけないんじゃないかって思っています。でもやる気が出ないんです。


って言ってきた。







うん、分かる。


周りの同い年の子達が必死こいて勉強していて、その中で合格を勝ち得た子達と一緒に春から同じ土俵に立って勉強する

そりゃ、恐怖ですわな。




でも、だからといって、一般受験ほど鬼気迫るものがあるわけじゃないから、いまいち頑張れない

お正月気分を満喫して、学校もぼちぼち再開しだしたタイミングで現実に引き戻される。





このままじゃやばいんじゃね?』と。





でも、別に受験生ほど勉強しなくても良いんじゃないかと私は思います。




大事なのは、何もない時に、自分にとって大事なことをコツコツ積み重ねること


推薦で大学に入る高3生からすると、受験生じゃない自分が普通じゃないかのように感じるのかもしれませんが、受験の方が異常じゃない?笑




試験本番のその日のために自分の生活の全て捧げる。長い人だったら高校生活全てを捧げているかもしれない。


人生においてもそこまですることってそんなにないと思う。


むしろ、“受験じゃないとき”の方が圧倒的に長い


人生100年時代と言われるうちの、大学受験なんて、ほんの数年よ。




一般組も大学に入ったら、受験という異常な空間から解放されて、日常に解き放たれる。でも、何もない日常でどうやってモチベーションを保てば良いのか分からなくなる人も結構いる(まさに私なんかがそうでした笑)


推薦で入った子達は、その日常に一足早く戻ったにすぎなくて、本当の勝負は、人生の大半における日常でどれだけコツコツやれるかなんだと思います


だから、友達と遊びに行きたいなら遊びに行けば良い。お正月だってゆっくりしたいんだったら、ゆっくりしていいんだ。


だけど、勉強するときは1時間でも2時間でもしっかりとやり切る。


毎日続ける意志は持つ(でも、1日くらいやれない日があったっていい)


受験ほどわかりやすい試練じゃないけども、推薦組の子達は一般組の子達よりも先に、そういう世界に入っただけにすぎない。



理系に行くなら大学に行っても社会人になっても日常における勉強は必ず付きまとってくる。

そことどう折り合いをつけてやっていくか、自分が継続できる緩いペースを作っていくか、あるいは、勉強にハマれるかなんだと思います。

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この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

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