共通テストの同日模試ってどれくらい取れていればいいの?

共通テストの同日模試ってどれくらい取れていればいいの?
東進や河合塾で実施される「共通テスト同日模試」は、今年の共通テストとまったく同じ問題を、高1・高2のうちに実際に解いてみる模試です。
この時期が近づくと、塾生や保護者の方から、よくこんな質問をいただきます。
「同日模試って、何点くらい取れていればいいんでしょうか?」
結論から言います。
点数は、何点でもかまいません。
「え?」と思われたかもしれませんが、私は本気でそう考えています。
なぜ「何点でもいい」のか
模試を受ける意味は本来、「今の自分」と「1年後の入試本番」の距離を測ることにあります。
しかし、後述しますが、同日模試においてはその限りではありません。
本来の模試の目的に沿うなら、高2生なら残り1年で何点上げなくちゃいけないのかが同日模試の結果から分かります。
(高1生なら残り2年ですね)
以下のように、どうやったら残りの期間で、その差分の点数を上げられるかを考えることで、価値を見出すことができます。
合計で100点足りないならあと一年で100点上げる方法を考える
200点足りないなら200点上げる方法を考える
300点足りないなら300点上げる方法を考える
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しかし、ここで少し立ち止まって考えてほしいことがあります。
それは、
仮に100点上げなきゃいけないとなって、
何をどれくらい努力したらいいか分かりますか?
ということ。
そもそも多くの高1・2生たちは部活などもあったりして、自分の時間を受験勉強に全振りしている人は少ないはずです。
そんな状態で本番までの差を考えるのは少々無理があります。
つまり、本気で勉強したことがなければ、自分の伸び幅は誰にも分からないのです。
まだ本気で受験勉強をしていない人へ
もし今まで、
- 定期テストの前だけ少し頑張っていた
- 受験を意識した勉強はほとんどしていなかった
という状態であれば、同日模試の点数がどうであれ、やるべきことははっきりしています。
「ここから受験勉強を本気で始める」ことです。
同日模試は、あなたを評価する試験ではなく、
「これからの1年のスタートラインを決めるイベント」だと思ってください。
すでに勉強を始めている人へ
一方で、高1・高2のうちから、
- 数学や英語の先取りをしている
- 理科の学習を進めている
といった人もいます。
こういう人たちは、多少なり内容に目を向けていいと思います。
同日模試の結果で特に見るべきは、「やった範囲が、きちんと点数になっているか」 です。
たとえば、物理を力学までしかやっていないのに、共通テスト全体で40点だったとしても、それだけで落ち込む必要はありません。
力学の大問で受験生になって取るべきパーセンテージを取れているなら、それは「やってきたことが、ちゃんと力になっている」という証拠です。
逆に、やっている範囲なのに取れていないなら、そこには「勉強のやり方」に改善の余地がある、という大切なヒントが隠れています。
受験生の点数と比べてはいけない
同日模試では、浪人生や高3生も受けているので、当然彼らの点数と比較することになります。
しかし、ここで比較してもあまり意味はありません。
受験生たちは、共通テストの過去問を解いたり、予想問題集や対策教材を何冊もこなして、
「共通テスト専用のトレーニング」を積んだ状態で受けています。
対策ゼロの高1・高2生が、その点数と同じ土俵で比べられるはずがないのです。
見るべきなのは、「今の自分の地力が、共通テストでどれくらい通用したか」です。
共通テストがどんなものなのかを知れればそれで十分です。
同日模試は受験生になることにリアリティを持つためのイベント
結局、多くの高1・2生にとっては、同日模試を受けて現在位置を測るのは難しいです。
自分のすべてを懸けてまで勉強している人は少ないためです。
では、同日模試を受けて何が分かればいいのか。
それは、
受験のリアリティ
です。
この試験を1年後か2年後かには挑戦することになるのです。
そのリアリティを実感してほしいなと思います。
学校にもよるとは思いますが、高校生活のなかで中々受験を意識する機会は少ないはずです。
多くの高校生は、日々の生活でいっぱいっぱいです。
そんな高校生たちにとって、
「同日模試=本番」
は、将来を突きつけられる機会になります。
その機会に目を背けたくなる人も多いことでしょう。
ですが、そこから目を背けずに、
「そろそろやるか」
「ペースを上げていかなきゃ」
と本気で感じて行動に移すことができれば、模試を受けた意味がでてきます。
同日模試を受けたあと、「ここから何をやればいいんだろう」と思う人は少なくありません。
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