1ヶ月で模試のベクトルで満点を取った生徒がやっていたこと

この前の4月末に行われた全統共通テスト模試でベクトルで満点を取ったと報告してくれた子がいた。

その子は浪人生で、現役の時はベクトルを使わない受験方式だったため、学校で習って以来4月からベクトルを再度勉強し始めた子だ。

つまり、1ヶ月ちょっとの間ベクトルを勉強して、共通テスト模試で満点をとるレベルまで到達したのだ(これはベクトルを勉強したことがある人なら、いかにすごいことかわかると思います)

当塾の指導でここまでになったという自慢ではなく、この子自身の能力と努力によるところが当然大きい。

しかし、なぜそこまで短期間で伸ばすことができたのか、その要因は何なのかをその子とのやりとりの中で、具体的に見えてきたので今回言語化してみたいと思う。

ベクトルを1ヶ月で習得できた秘訣は主に2つある。

目次

問題集の作成者の意図を汲み取る

1つは、問題集の作成者の意図を汲み取ろうとしながら勉強しているということ。その子は、その問題集に載っている問題や解説にどういった意図があり、そこから何を伝えようとしているのかを必死に読み取っていた。

ある日の質問で、「私の解き方と解説のやり方が違っていて、解説ではなぜこのように書かれているのですか?」というのを聞かれた。

普通、質問と言ったら、「この問題がわからないので教えてください」という趣旨の質問が多い。もちろん、これらの質問が悪いわけでもない。

しかし、その子は、答えの正誤だけでなく、解説で書かれていることの意図まで汲み取ろうとしていたわけだ。

これは結構高度なことである。ほとんどの受験生はそこまで意識できていないし、意識しようと思っても習慣化するまで難しい。

でも、問題を解けるのを良しとするだけでなく、その問題や解説の意図まで掴もうという姿勢でいたら、初見の問題でも見え方は変わってくる。

入試では受験生の能力を図るために問題を出しているわけだから、何の力を問われているのか、メタ的な視点で問題を見れるようになり、問題の難しさやポイントがわかるようになる。

問題集のやり方に素直に従ってみる

2つ目は、問題集のやり方に素直に従ってみるということ。1つ目と比べると、だいぶハードルの下がった内容であるものの、逆にハードルが低すぎるが故に意外と実践できている人は少ないんじゃないかなと思う。

この子は当塾で使用している教材「数学リニア(高校数学を最短最速で終わらせられるように設計された塾の教材)」を使用している。

その教材では、事細かに問題をどう解いてほしいのか指示してある。たとえば、「ベクトルの矢印の図をかけ」「問題文もそのまま書き写せ」「理由と具体例をあげよ」と言った指示が一部の問題にある。

また、どの問題が何分以内にできたら次に行っていいのかという基準も明確に定まっている。

要は、生徒からすると面倒な指示がたくさんあるのだ笑

他の教材でも、面倒な指示がたいてい最初の方のページにあり、どのように使っていくことを想定しているのか、あるいはどのように使って欲しいのかが書いてある。

これらは、問題集を作っている人が面倒なことを受験生に押し付けようと思ってそういった指示を書いているのではなく、本当に必要だと思って書いている。

結局勉強に限らず、面倒なことの向こう側でしか見えないことがあるのだ。

それを面倒だからやらない、ちょっとサボっちゃおうという意識でいると、結局成績が充分には伸びない。

その指示の必要性を完璧に理解するのは難しい。けども、まずは素直に全力でやってみて欲しいのだ。そこで自分ができていない箇所や思っていたより理解できていなかった箇所が見つかれば万々歳である。逆にそういった箇所がなければ、そこで初めて、時間をかけるべきところを選定して、もっと先に進めるだとか、解説の読み込みに時間をかけるだとか、別のところに時間をかけていけばよい。

いきなりオリジナルにやろうとせずに、まずは素直に取り組んでみてほしい。

とは言っても、全員が最初からこれら2つのことをできるわけではないので、当塾ではみんながその境地に達せられるように指導の日々が続く。。

まとめ

ベクトルを1ヶ月で習得できた秘訣

  • 問題集の作成者の意図を汲み取ろうとしながら勉強している
  • 問題集のやり方に素直に従ってみる

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この記事を書いた人

百瀬 浩市のアバター 百瀬 浩市 理系のための大学受験塾SoRa 代表/塾長

埼玉県立所沢高校を卒業。現役で東京農工大学工学部に入学。(その他、東京理科大学理学部、明治大学理工学部、芝浦工業大学工学部、東洋大学理工学部にも合格)
大学在学中に大手予備校にて指導経験を積む。大学卒業後、地元の個別指導塾にて教室長を務めたのち、理系のための大学受験塾SoRaを立ち上げて現在に至る。

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